関俊彦・舞台照明屋応援blog
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【ひろぽ】's BLOG

Date: 2005/12/03(土)   Category: 関俊彦
揺らぐ自信
私は、自分の目を信じたいと思っているし、関俊彦を信じたいと思っている。
それでも。
自信が揺らぐ。
この事だけは、書くまいと言い聞かせてきたが、ある一つの感想を読む回数が増える度に自信が揺らぐ。
10日間13公演で喉を荒らす程度の役者だったのか?
そして、疲れを観客に悟らせる程度の役者だったのか?
その程度の役者ではないと信じたいが、自信が揺らぐ。

舞台も大丈夫だと感じたのは、ファンの欲目……だったのか?

私は宝塚ファンだ。
そして、声優ファンだ。
二つともどうも演劇関係者に色眼鏡で見られてしまいがちである。
事実、私も会社にいたときは恥ずかしさから隠していた。
ファンだと云うことで、宝塚や声優に対する根拠のない批判を聞かされたりするのがイヤだったもの事実だ。
そんなコトもあり「だから○○あがりは……」という言葉にナーバスになる事は認める。
だから。
関さんへの気遣いからの言葉なのだから、この言葉に反応するのは、止めようと。
万が一、「だから○○あがりは……」と云いたがる人に口実を与えてしまうことになったとしても、自分はそうでないことを知っているし、ファンはそうでないことを知っているのだからスルーしようと言い聞かせてきた。
だから。
これだけは、書くまい。
と。
また、思ったコトを書くのが感想なのであり、もし疲れていたようだと感じさせてしまったのなら、その程度の役者だったのだ。
と、納得しようと思っても。
果たして関俊彦は本当にその程度なのか?
と、思う気持ちが捨てきれない。
自分の気持ちが揺らぎ、自信がなくなってきたときに【ひろろ】に正直に話をしてみた。
少なくとも、24年のキャリアの中で触れた役者の数は、たかだか12年の私とは比べモノにならない。
そしたら。
【ひろろ】が、私への答えとして下の言葉をくれた。
私は。
私の持っていた不安は払拭された。
自分を信じているように、関俊彦を信じているように、【ひろろ】も信じているので。



以下、【ひろろ】からの言葉です。


関さんの知名度は役者としてよりも、声優としてのそれの方が高いのですが、
【ひろろ】が見て来た関俊彦はプロの役者である。
実際に芝居を観てきてそう認識しているから特に問題はないのだが、他人の意見だけで判断するとマイナスイメージを持たれてしまう感想を幾つか目にした。

本来ならば人の感想に口をだすことはしたくないのですが、内容的には悪く言っているつもりではない言葉で誤解を受けそうなので、直接芝居を観たことのない人たちに、関俊彦擁護をしてみます。

【ひろろ】が気になった感想は「今日の関さん疲れているようでした。」的なものになんです。
この発言だけを聞くと、「たかだか10日間13ステージの公演で観客に分かるような疲れを見せる役者なんだ」と思われてしまいそうで心配になったんです。
役者は普段はどんなに疲れていても、それを観客には感じさせない、悟らせない舞台を作る物ですからそれを見せてしまう役者=未熟な役者と評価されがちです。
そう思われても仕方がないと思ったのは、【ひろろ】の知るプロの役者さんは、たとえば2ヶ月間30会場を回り70ステージをこなすツアーでも、お客に疲れを見せることは有りません。
もちろん数日ごとに移動して本番の連続で疲れてこないはずはありませんが、役作りをしていない、ツアー途中であるインタビューの時などは「お疲れのようですね」と声をかけられることもありますが、舞台ではその疲れを見せないのがプロの役者です。

【ひろろ】は何度も長いツアーに付いて役者さんを見てきて《歌声がかすれてくる》《表情がおとなしくなる》《台詞が少し沈みがち》などは、公演を重ねていく上での変化であることが多く、昨日の舞台と変わったことがあっても「今日は少し役作りをいじってきたな」とか、「歌に入れる感情部分を強めたかな」と気付くようなことか、初日が開けてからこなれてきていない時なら、演出家との演技プランが一致しなかったり、観客の反応が思いと違っていたりして芝居に迷いが生じてしまったのかなと思うぐらいです。

上記のような変化が疲れからお客に分かってしまうレベルで出てくることが有れば、それは相当酷い状態(病院で点滴を打ってから舞台に立つとか)で普通の疲れぐらいではこんな変化は見せません。
【ひろろ】が芝居を観ていて役者さんが疲れてきたり、体調を崩したかもしれないなと感じるのは逆に《芝居がオーバーアクション気味になったり》《台詞にいつもより強めのメリハリを入れてきた》こんな時です。
プロの役者さんは意図して変化させた物ではない衰えを見せないように努めていますが、疲れが溜まりすぎたり、体調を崩したときなどは、この思いから芝居が大げさな表現に向かってしまうことが有るんです。
終演後に楽屋や食事に出たときに聞いてみると、大体当たっています。

上でも書きましたが、関俊彦さんはプロの役者だと思っています、先日観に行ったときも疲れなどは見せてはいないように思われました。

ネットをさまよっていると、【ひろろ】は時々「だから声優のやっている舞台なんて」と言う意見にぶつかりますが関さんにそんな評価はあてはまらないし、誤解を持ってほしくないです。
なによりもそんな意見を書いている人たちに口実を与えたくもないんです。
今回【ひろろ】が気になった「疲れている」と言う感想は、関さんへの気遣いから出ている言葉であるでしょうから、まだ関俊彦さんの舞台を観ていない皆さん、関さんの技量をその程度の物だと思わずに、機会が有りましたら、ぜひご自分の目で、生関俊彦を御覧になって下さい、決して期待を裏切らない舞台を堪能出来ることでしょう。