専門学校か? 大学か? 第9回
■□■ 労働基準法と福利厚生 ■□■
忘れられない『ナツヤスミ語辞典』でチロッと書いたんですが、舞台業界は『労働基準法』と『福利厚生』は何それ? 喰えンの? です。
いや、会社によってはあるトコロもあるかもしれませんが、基本的ないと考えておいた方が精神衛生上よろしいかと思います。
で。
コレが、専学か? 大学か? に何が関係あるのか?
あるんですわ。
本題に入りますね。
【ひろぽ】が、専学か? 大学か? と相談してくる学生さん達に伝える言葉の中に、こんなのがあります。
普通に生活してきた人にとっての舞台業界は、矢張り海の物とも山の物ともつかぬ世界のようです。「大学へ行ったとして、就職するとき大学の友達は、福利厚生とか厚生年金とか社会保険とか有給休暇とか、当然給料もキチンとしたトコに行く子が多いと思います。
でも、貴方は福利厚生も社会保険も有給休暇もない。
もしかすると給料もギャラ制で安定していないかも知れない。
そんな会社に勤める。
貴方自身はそれで不満はないとしても、親御さんからの口撃に耐えられますか? 」
中に入ってしまえば、案外普通(だと思う……)なんですけれどねぇ。
親御さんの心配は分かります。
【ひろぽ】も親族会議開かれたりな状態でしたから(笑)
でね。
結構、この親御さんの反対に負けてしまう方が多いようです。
特に高校から次のステップに進む時。
【ひろぽ】の高校時代の友人も専学へ行きたがっていたのですが、反対に負けてしまいました。
かなりの割合で、大学進学へのスポンサーは親御さんだと思います。
なので、進路を決定する時期に親御さんの説得に負けてしまうコトも多いかと思います。
ですが。
この段階で親御さんに負けてしまった人が、果たして就職時の口撃に耐えられるか?
確かに専学か大学かを悩んでいた17,8の頃から比べれば、大人になったかも知れません。
でも、その分。
物事の分別もつくようになって来るんですよね。
舞台照明業界が如何に就職する上での条件が悪いかに、気付いてしまう。
その上で、親御さんからの口撃。
友人らの条件。
心は揺らぐと思うのですね。
もし、本っ当に舞台照明業界への就職を考えるなら。
キチンとした専門学校へ。
確かに卒業後の選択肢は狭まってしまいます。
ですが。
大学に行って、就職の条件がよくなるならまだしも、同等あるいは以下になってしまうのであれば、専学を奨めます。
大学卒業時に、親御さんに悲しいコトを云われない為にも。
ご自分が悲しい思いをしない為にも。
幾度も書いているコトですが、理想論じゃ就職できませんモノ。
大学に行って4年間舞台と関係のないコトを勉強して、知識を深めるのもイイでしょう。
人生経験を踏んでおくのもイイでしょう。
それで、就職出来るなら。
ごめんなさい。
脅している訳ではないんです。
大学へ進んでも、この業界へ入ってきている方もいらっしゃいますから。
絶対に駄目だとは云いません。
在学中に気が変わったときなどは、間違いなく大学の方がイイです。
あくまで、本っ当に舞台照明業界への就職を考えている場合の話です。
現場では専学よりも、高校卒業で入ってくるのが一番だと云う声も聞きます。
私達もそれが一番だとは思っています。
が、「水先案内人がいるのであれば」と云う但し書き付きですが。
この事は前にも書いたかな?
専門学校か? 大学か? 第7回 就職か? 進学か?で書いてますね。
未読であれば、一読してみて下さい。
でね。
結局何が云いたかったのか?
大学に進むのはいいけど、友達は労働基準法と福利厚生って云う言葉が(一応は)存在している会社に進むけど、貴方の進む道にはその言葉はないの。
その事実に耐えられる? ってコト。
コレを話して考え直しちゃった子結構多いんです……。
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