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【ひろぽ】's BLOG

Date: 2006/02/17(金)   Category: 舞台全般
主宰と芸術監督に思うコト
気になる記事を読みましてね。
fringe blogさんの「主宰」から「芸術監督」にです。
コチラで
制作者が主宰と対等の立場で議論出来るように、
「主宰」という名称を「芸術監督」に変えたらどうだろうと考えています。
と、書かれているんです。

うぅ〜ん?
芸術監督は、芸術監督で存在してるンじゃ……。
いえね、芸術監督というポジションがあまり定着していない小劇場界に、芸術監督を浸透させるのは良いことだと思うのですね。
でも。
引っ掛かるのは主宰という名称を芸術監督に変更してしまう。というコト。
主宰に、芸術監督を兼任(というか、『芸術監督』という肩書きをプラスで持たせる)のならば、理解出来るんですが。
変えちゃうのは、?じゃないですかねぇ。

『?』の部分を補足するならば。
主宰が芸術監督を雇っている、ジャンルも(そのジャンル以外のカンパニーでも)あるじゃないですか。
他のポジションと兼任しないで、芸術監督を専任としてやっている方も普通にいらっしゃいます。
確かに、「主宰」から「芸術監督」にでは、
劇作家=演出家=主宰が圧倒的に多い小劇場系カンパニー
と、小劇場系をベースに書かれています。
小劇場系では少ないのかも知れませんが……。
知れませんが。
例えば。
小劇場系をやってるスタッフ。
そのスタッフも、小劇場系だけをやっているワケではないと思うのですね。
既存の芸術監督が、芸術監督として存在しているジャンルも、小劇場系と同じ割合で(同じとまでいかないまでも、7:3とかで)やっている方は多数存在していると思うんです。
したら。
混乱を招きませんかねぇ?
主宰と芸術監督は別のモノとしておいた方が、安全だと思うのですが……。
だって、芸術監督は芸術監督としていらっしゃるんですモノ……。
「小劇場界版芸術監督」って別用語ってするのもどうかと思いますし。

fringe blogさんの仰りたいコトはわかるんですが、主宰芸術監督に変更ってのは、うぅ〜ん……と思ってしまいます。

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荻野達也 | URL | 2006/02/17(金) 22:56 | EDIT |
トラックバックありがとうございます。
気を遣って書きましたので、ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、私の趣旨は「主宰」を「芸術監督」に言い換えるのではなく、団体の代表者たる「主宰」を退いてもらい、専任の「芸術監督」になってもらったらどうかということです。単なる名称変更ではなく、組織図から言うと格下げになります。
【ひろぽ】 | URL | 2006/02/18(土) 08:51 | EDIT |
*荻野達也さん*
えと、そうすると主宰と芸術監督は別のモノのままでよろしいのですね。
ならば、芸術監督を浸透させるのはイイと思いますね。
主宰に芸術監督になって貰うというのは、勿論全部が全部ではないですよね?
主宰と芸術監督の兼任も、主宰から芸術監督に専任となるもの、現主宰は主宰のままで他に芸術監督を選ぶのも可なのですよね?
全部が全部、主宰を芸術監督にしてしまうのは乱暴ですものね。
【ひろろ】とも話していたのですが、役職をはっきりさせると云うのは良いコトだと思います。
「ドコで、誰と話せばいいのか」が明確になるのは理想だと思いますね。
荻野達也 | URL | 2006/02/18(土) 21:18 | EDIT |
私の主張のポイントは、「主宰」という名称をなくしたらどうかということです。「主宰」という言葉には、芸術面と経営面の両方を束ねているような響きがあるので、経営面の責任者にはプロデューサーが就き(呼び方は「代表」などが適当でしょう)、芸術面の責任者には「芸術監督」が就けばいいということです。組織図で表わすと、下記のようになります。具体例として、tptなどをイメージしていただければ、おわかりになると思います。
(旧)
主宰

プロデューサー
(新)
代表(兼プロデューサー)

芸術監督(兼演出)
「主宰」から「芸術監督」に移行するのは、主宰が演出家の場合です。小劇場系カンパニーはこれがほとんどで、劇団員もその演出家の方法論に共鳴して参加しているわけですから、演出家が「芸術監督」と名乗ることに違和感ないと思います。「芸術監督」と言っても、小劇場系カンパニーは演出家が一人しかいないことが多いので、「芸術監督」が演出を兼ねることになります。
演出家が複数いる団体や、演出家が主宰ではない団体では、【ひろぽ】さんが書かれているようなケースもあり得るでしょう。ただし「主宰と芸術監督の兼任」は、さらに権力を強めてしまうので、私は賛成出来ません。
【ひろぽ】 | URL | 2006/02/19(日) 10:44 | EDIT |
ケース・バイ・ケースだと思います。
例えばの話になっちゃいますが。
主宰は創立メンバーの一人。
創立時から大事に育ててきた劇団は、自分達だけでは制作業務が大変になってきたので制作さんを雇うコトにした。
経営に関しては、創立メンバーよりも確実である。
なので、経営は新しく雇った制作さんに任せるコトにした。
こんな場合も矢張り、主宰に「芸術監督という受け皿を用意したので、一段降りてもらえませんか? その代わり自分が代表になりますから」というコトになるのでしょうか?
劇団によって考え方が、あると思うのですね。
赤字覚悟で自分のやりたい芝居を打ちたい劇団とか、黒字に向かうべく柔軟に対応してもイイと考えている劇団とか。等々。
前者或いは前者の考えに近い劇団でも、主宰よりも経営サイドに力を持たすのが正解なのでしょうか?
主宰に劇団トップの座から降りてもらい、経営サイドがトップとなる。
その経営サイドの人間が創立からのメンバーであったり、自分の子供を自分の代わりに任せてもイイと思える程の信頼のある方ならともかく。
そうでないなら。
一度、人事のリセットも必要かと思います。
先程の例えのように、後から必要になって制作さんを雇い入れた場合など、「必要になり雇った人間を劇団のトップにするなら、自分が経営サイドに移る」と、思う人もいると思うのですね。
または、自劇団のトップに立って貰うコトを踏まえた上で、改めて制作を探すコトになるコトもあろうかと思います。
現経営サイドの人間をそのまま、トップの座に置こうと云うのは少々乱暴すぎやしないかと、どうしても思ってしまいます。
そもそも、制作サイドに発言権を持たす為に、主宰の力を落とし、制作に力をやるというのは何か違うのでは? と思いますし。
荻野達也 | URL | 2006/02/19(日) 17:50 | EDIT |
そもそも私の文章は、制作者の立場が低い現状をなんとかするために、議論のきっかけにしていただきたいと考え、無謀なのを承知で書いたものです。ですから例外は当然あると思いますし、制作者をあとから雇うケースなどは対象外でしょう。キャリアを持つ専任制作者がいる団体で、その能力にもかかわらず発言権がない場合に、こういう考え方もあるのではないかという試論です。新参の制作者を代表者にすべきとは、私も全く思っていません。
【ひろぽ】さんのコメントを拝見すると、経営サイドの人間は赤字を許さないような雰囲気に感じるのですが、それもケースバイケースだと思います。舞台芸術に関わる人間なら、たとえ経営サイドであっても「赤字になってでもやるべき公演」を理解していると思いますし、それが理解出来ないプロデューサーは最初から代表になれないでしょう。
【ひろぽ】 | URL | 2006/02/19(日) 19:39 | EDIT |
うわっ。
すみません〜。
「経営サイドの人間は赤字を許さない」みたいな雰囲気になっちゃいましたか。
それについては、意図したコトでないとはいえ申し訳ありませんでした。
制作者の立場の現状打破、何とか道が見えてきたらいいですね。
私どもも、舞台照明屋の新人・若手教育について現状打破すべく微力ながらも、力を注いでおります。
開こうとする扉は違いますが、開けるコトを願っております。

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